特集 胃癌・食道癌に対するロボット支援手術─A to Z
5.Leading instituteにおけるロボット支援下食道癌手術の実際 2)国立がん研究センター方式─セッティングとロボットによる腹部操作
大幸 宏幸
1
,
小熊 潤也
1
,
藤田 武郎
2
,
石山 廣志朗
1
,
栗田 大資
1
1国立がん研究センター中央病院食道外科
2国立がん研究センター東病院食道外科
キーワード:
Robot
,
Esophagectomy
,
Minimally invasive surgery
Keyword:
Robot
,
Esophagectomy
,
Minimally invasive surgery
pp.1459-1464
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002930
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わが国においてロボット支援手術が安全に導入,普及することを目的に,日本内視鏡外科学会は術者条件と施設条件を設けている。それに加えて,施設によっては独自の条件を設けて安全な導入に努めている。食道切除に特有な条件としては,術者条件として日本食道学会が認定する食道外科専門医の指導下に行うこと,施設条件として日本食道学会が認定する食道外科専門医が1名以上常勤で配置されていること,が挙げられる。本条件は2022年4月に改訂されたが,ロボット支援下食道切除術が2018年4月に保険収載され4年が経過した現在においてもなお,導入期に位置付けられることがわかる。
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