特集 肝胆膵外科手術における術前・術後ドレナージ
膵切除術後再ドレナージ
小林 光助
1
,
大庭 篤志
1
,
加藤 智敬
1
,
井上 陽介
1
,
伊藤 寛倫
1
,
髙橋 祐
1
1がん研有明病院肝胆膵外科
キーワード:
膵切除
,
ドレナージ
,
合併症
Keyword:
膵切除
,
ドレナージ
,
合併症
pp.291-296
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002658
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
肝胆膵外科手術後のドレーン留置の是非は以前より議論されてきた。そのなかでも膵切除はいまだに合併症が多い高難度手術であり1,2),ドレーン管理によって膵液瘻,術後出血,腹腔内感染の合併症をいかにコントロールするかが命題となっている。早期ドレーン抜去が奏効したとの報告ある一方で,やはりドレーン抜去後に膵液の貯留や膿瘍形成が明らかになり,再ドレナージが必要になる症例や手術時に挿入したドレーンが効果的でない症例も経験する。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.