特集 修練医必携 腸閉塞の治療戦略と手術
癒着性腸閉塞の治療戦略と手術─再癒着を回避するための腹腔鏡手術と癒着防止材の使い分け
鳥越 貴行
1
,
満吉 将大
1
,
秋山 泰樹
1
,
荒瀬 光一
2
,
永田 淳
1
,
平田 敬治
1
1産業医科大学第1外科
2産業医科大学若松病院消化器・一般外科
キーワード:
癒着性腸閉塞
,
腹腔鏡手術
,
癒着防止材
Keyword:
癒着性腸閉塞
,
腹腔鏡手術
,
癒着防止材
pp.1759-1765
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002492
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日常診療で遭遇する急性腹症のなかで,“イレウス”は最も発症頻度の高い疾患の1つである。2009~2011年の診療群分類包括評価DPC(diagnosis procedure combination)データに基づく急性腹症のうち“イレウス”の占める割合は,男性で9.1%,女性で8.0%であり,とくに高齢者において発症頻度が高くなる傾向が示された1)。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.