手術手技
縦隔鏡下食道癌根治術における完全腹腔鏡下経裂孔的中下縦隔郭清手技の工夫
篠原 元
1
,
星野 明弘
1
,
東海林 裕
2
,
川田 研郎
1
,
徳永 正則
1
,
絹笠 祐介
1
1東京医科歯科大学医歯学総合研究科医歯学専攻消化管外科学分野
2東京都保健医療公社 豊島病院外科
キーワード:
縦隔鏡下食道切除術
,
経裂孔的操作
,
気管分岐下郭清
Keyword:
縦隔鏡下食道切除術
,
経裂孔的操作
,
気管分岐下郭清
pp.1597-1603
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002424
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食道癌の手術は消化管手術のなかで最も侵襲度が高く,合併症低減のためには根治性を担保しつつ手術侵襲軽減への工夫が求められる。近年,MIE(minimally invasive esophagectomy)として胸腔鏡下およびロボット支援下食道切除術の報告が散見され1),それに伴い縦隔鏡下食道切除術の報告も増えてきている2)。当教室では,過去に縦隔鏡下食道癌根治術としてMELD(mediastinoscopical esophagectomy with lymph node dissection)法を報告しており3),現在は経裂孔操作を完全腹腔鏡下に施行している。しかし経裂孔アプローチの方法は施設によりさまざまであり,それぞれの利点を活かした方法を各施設が選択しているのが現状である。
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