手術手技
腹腔鏡下肝切除術における肋間ポートの工夫と安全性の検討
北村 祥貴
1
,
加藤 嘉一郎
1
,
辻 敏克
1
,
山本 大輔
1
,
角谷 慎一
1
,
伴登 宏行
1
1石川県立中央病院消化器外科
キーワード:
肋間ポート
,
肝後上区域
,
合併症
Keyword:
肋間ポート
,
肝後上区域
,
合併症
pp.1225-1230
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002303
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肝後上区域(S7)は肋骨に囲まれた横隔膜下腔の最深部に存在する。腹腔鏡手術では,通常患者尾側から横隔膜下腔へ腹腔鏡およびデバイスが侵入するため病変手前の肝臓が障害となり,同部位の切除は難度が高い1,2)。この部位に対する腹腔鏡下肝切除術において,デバイスの操作性や良好な術野を確保するために肋間ポートの有用性が報告されている3,4)。しかし,その安全性は確立されていない。
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