手術症例報告
右開胸開腹連続切開法による下部食道胃全摘術を施行した食道胃接合部癌の1例
三松 謙司
1
,
吹野 信忠
1
,
小笠原 康夫
1
1JCHO横浜中央病院外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
右開胸開腹連続切開
Keyword:
食道胃接合部癌
,
右開胸開腹連続切開
pp.1231-1236
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002304
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食道胃接合部癌の手術は腫瘍の占居部位と大きさ,リンパ節郭清範囲によりさまざまな方法が選択される。主なアプローチ方法には経食道裂孔,左開胸開腹(いわゆる斜め胴切り),右開胸開腹,右開胸開腹連続切開がある1)。これらの方法は,リンパ節郭清可能範囲と消化管吻合操作の視野や操作性がそれぞれ異なり,一長一短がある。そのため,各々の方法で体位の取り方,準備,解剖学的視野,操作手順,吻合方法が異なってくる。
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