手術手技
ロボット支援下尾側膵切除術における手術手技
井手 貴雄
1
,
江川 紀幸
1
,
田中 智和
1
,
能城 浩和
1
1佐賀大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
膵切除
,
低侵襲手術
Keyword:
ロボット支援手術
,
膵切除
,
低侵襲手術
pp.1025-1030
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002253
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2020年度診療報酬改定によりロボット支援手術(robot-assisted surgery;RAS)が膵切除術においても保険適用となった。RASは,3Dハイビジョンモニター,多関節機能をもつ鉗子,手振れ防止機能,モーションスケール機能,人間工学的に安楽な手術姿勢など,これまでの腹腔鏡手術の欠点を補完する特長を有し,より精緻な手術操作を実現可能とする1,2)。当教室では2010年に倫理委員会承認のもと自費診療によるRASを開始した。これまでに胃癌,食道癌,直腸癌を中心に300例を超える症例を経験し3-5),膵腫瘍に対してもRASを適応してきた。
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