手術手技
腹腔鏡下直腸切断術における腹腔鏡下後腹膜経路ストーマ造設の工夫
中川 康彦
1
,
山本 雄造
1
1秋田大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下直腸切断術
,
ストーマ
,
後腹膜経路
Keyword:
腹腔鏡下直腸切断術
,
ストーマ
,
後腹膜経路
pp.895-899
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002215
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直腸切断術において,ストーマ傍ヘルニア,ストーマ脱出,内ヘルニアなどのストーマ関連合併症の発生は術後QOL(quality of life)を妨げる大きな要因の1つである。ストーマ関連合併症を予防するため,後腹膜経路でのストーマ造設が推奨されている1-3)。昨今,腹腔鏡手術の普及に伴い腹腔鏡下直腸切断術も広く施行されている4)。その一方で,腹腔鏡下での後腹膜経路の作成は,手技の煩雑さから敬遠されがちである。しかし,手技を定型化することで,腹腔鏡手術においても,安全,簡便に後腹膜経路でのストーマ造設が施行可能である。
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