手術症例報告
総合外科学講座の利点を最大限に活用した局所進行食道癌および下咽頭癌の重複癌に対する拡大サルベージ手術
武野 慎祐
1
,
七島 篤志
1
,
前田 亮
1
,
石井 廣人
1
,
古川 貢之
1
,
中村 都英
1
1宮崎大学医学部外科学講座
キーワード:
重複癌(食道癌・下咽頭癌)
,
拡大サルベージ手術
,
総合外科学講座
Keyword:
重複癌(食道癌・下咽頭癌)
,
拡大サルベージ手術
,
総合外科学講座
pp.1499-1504
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001864
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近年,外科志望研修医は減少傾向にあり,さらには大都市部への偏重傾向が顕著になり地方大学における外科医不足は深刻である1,2)。当大学では,この問題を解決すべく効率的な外科専門医取得を可能とする魅力的な外科学教室の構築を目的に2015年4月より旧体制のナンバー外科講座を廃止・統合して5つの診療科より構成される外科学講座となった。毎週金曜日の総合カンファレンスにおいて診療科をまたいだ治療を必要とする問題症例を提示・討論を行い,診療科間の風通しが非常に良好となり治療へのスムーズな移行が可能となっている。
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