発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005013140
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用手補助による鏡視下食道癌手術は開胸開腹手術とほぼ同等な確実な縦隔,腹腔の術野展開ができ,鏡視下手術に慣れない術者でも用手補助によりストレスが軽減され,安全な操作を行うことができる.また,上腹部の小切開創から手を胸腔や腹腔に挿入するので胸壁の破壊が少なく,再建に使用する胃管を愛護的に扱ううえで利点を有する.進行食道癌に対する胸腔鏡,腹腔鏡を用いた手術は,根治性を損なうことなく,術後のQOLに配慮した低侵襲な手術として発展・普及が期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2004