手術手技
助手のアシストを積極的に使用したda Vinci® SiTM Surgical Systemによるロボット支援下直腸切除術の腹部操作における工夫
御井 保彦
1
,
藤中 亮輔
1
,
岡本 柊志
1
,
荒井 啓輔
1
,
柿木 啓太郎
1
,
黒田 大介
1
1北播磨総合医療センター外科・消化器外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
直腸癌
,
腹部操作
Keyword:
ロボット支援手術
,
直腸癌
,
腹部操作
pp.1369-1373
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001832
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狭い骨盤腔内での精密な直腸剥離操作がロボット支援手術の最大の利点であるが1),そこに至るまでの腹部操作をいかにストレスなく迅速に行えるかが手術全体の流れを大きく左右する。ロボット支援下直腸切除術の導入期においては,腹部操作で時間と労力を要し,利点である直腸剥離の前段階で術者が疲弊してしまう可能性がある。とくにda Vinci® SiTM Surgical Systemを使用する場合はアームの干渉が多く,経験が浅い術者にとっては腹部操作に対するストレスは非常に大きい。
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