特集 解剖学的変異を考慮した上部消化管手術
胸管走行の術前診断と手術への応用
樋口 格
1
,
小澤 壯治
1
,
小柳 和夫
1
,
山本 美穂
1
,
谷田部 健太郎
1
,
二宮 大和
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
胸腔鏡下食道切除術
,
MRTD
,
乳び胸
Keyword:
胸腔鏡下食道切除術
,
MRTD
,
乳び胸
pp.1285-1291
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001821
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胸管は発生学的に左右対称の構造物である。胎生期に両者の横吻合により部分的な発達と消失が生じる。その結果,右胸管の上1 / 3と左胸管の下2 / 3が消失し,残存した右下2 / 3と左上1 / 3が連結する過程で,さまざまな破格を生じる1)。食道癌手術において胸管の走行を把握することは乳び胸の予防に重要である。
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