特集 大腸外科手術におけるトラブルシューティング
Ⅲ.消化管縫合・吻合 2)縫合不全を防ぐ機能的端々吻合(FEEA)の工夫とトラブルシューティング
松田 明久
1
,
山田 岳史
1
,
松本 智司
2
,
小泉 岐博
1
,
進士 誠一
1
,
吉田 寛
1
1日本医科大学消化器外科
2日本医科大学千葉北総病院外科・消化器外科
キーワード:
器械吻合
,
機能的端々吻合
,
縫合不全
Keyword:
器械吻合
,
機能的端々吻合
,
縫合不全
pp.1191-1196
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001786
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年,結腸切除術の多くが腹腔鏡手術で施行されるようになり,それとともに腸管再建は手縫い吻合ではなく,簡便かつ画一的に施行し得る器械吻合が多数を占めるようになった。1968年にSteichenら1)が報告した機能的端々吻合(functional end-to-end anastomosis;FEEA)は,自動縫合器を用いた側々吻合であり,回腸─結腸吻合,結腸─結腸吻合において,現在最も汎用されている吻合である。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.