特集 小児外科における消化器内視鏡外科手術
先天性食道閉鎖症に対する胸腔鏡手術
矢﨑 悠太
1
,
古賀 寛之
1
,
山髙 篤行
1
1順天堂大学小児外科
キーワード:
先天性食道閉鎖症
,
気管食道瘻
,
胸腔鏡手術
Keyword:
先天性食道閉鎖症
,
気管食道瘻
,
胸腔鏡手術
pp.819-825
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000702
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先天性食道閉鎖症はおよそ3,000出生に1人の割合で発生する先天奇形の1つであり,瘻孔の有無,位置により5つの型に分類される(図1)。また,VATER症候群〔椎体異常:vertebral anomaly,直腸肛門奇形:anorectal malformation,気管食道瘻:trachoesophageal fistula(TEF),橈骨奇形および腎奇形:radial and renal anomaly〕やCHARGE症候群(虹彩欠損:coloboma,心疾患:heart defects,後鼻腔閉鎖:atresia of choanae,成長発達障害:retarded of growth and development,泌尿生殖器奇形:genital abnormalities,耳介変形・難聴:ear anomalies〕に代表されるさまざまな合併奇形を併発することが知られている。近年の画像診断技術の進歩に伴い胎児診断症例も次第に行われるようになっている。
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