合併症ゼロを目指した最新の低侵襲内視鏡外科手術
Ⅵ 大腸・肛門 3 腹腔鏡下結腸左半切除術―腹腔鏡下下行結腸切除術を中心に
福永 正氣
1
,
永仮 邦彦
1
,
吉川 征一郎
1
,
大内 昌和
1
,
東 大輔
1
,
小浜 信太郎
1
1順天堂大学浦安病院消化器・一般外科
キーワード:
腹腔鏡手術
,
結腸左半切除術
,
下行結腸切除術
Keyword:
腹腔鏡手術
,
結腸左半切除術
,
下行結腸切除術
pp.587-593
発行日 2018年3月31日
Published Date 2018/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000649
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
腹腔鏡下結腸左半切除術は結腸の切除範囲が広範で適応症例が限られる。このため本稿ではより実臨床で選択される機会が多い腹腔鏡下下行結腸切除術を中心に記載する。本術式を癌手術の基本を遵守し,しかも合併症なく安全に遂行するためには系統的リンパ節郭清とcomplete mesocolicexcision(CME)の概念に基づいた結腸間膜根部の領域リンパ節郭清と血管処理,適正な層に沿って結腸間膜を温存する手技が必要である1-5)。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.