Japanese
English
特集 膠原病
無症候性母体から出生した新生児ループスの1例
Neonatal lupus erythematosus born to an asymptomatic mother
渋谷 千加
1
,
石部 純一
2
,
大庭 彩
3
Chika SHIBUYA
1
,
Junichi ISHIBE
2
,
Aya OBA
3
1遠州病院,皮膚科
2ごとう皮フ科クリニック,あま市
3遠州病院,小児科
キーワード:
新生児ループス
,
蛍光抗体直接法
,
抗SS-A/SS-B抗体
Keyword:
新生児ループス
,
蛍光抗体直接法
,
抗SS-A/SS-B抗体
pp.1053-1055
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005946
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
日齢46日,女児。生後2週から鼻尖部,右足底,右耳前部に環状紅斑が出現した。血液検査で児,母親ともに抗SS-A/SS-B抗体陽性であり新生児ループスと診断した。母親に膠原病の既往はなく自覚症状もなかった。他臓器病変はなく,クロベタゾン酪酸エステル軟膏の外用と遮光により生後5カ月頃に皮疹は消退した。新生児ループスは皮膚症状については予後良好だが,房室ブロックを合併した場合は致死的となることがある。また母親の次の妊娠時にも児が同疾患を発症する可能性が高いため,早期診断が重要である。生後間もない乳児に特徴的な皮疹をみた際は本疾患を鑑別にあげ,児と母親の自己抗体を測定することが診断につながる。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

