Japanese
English
症例
上腕に生じたIntravenous Pyogenic Granulomaの1例
Intravenous pyogenic granuloma on the upper arm
毛山 剛
1
Tsuyoshi KEYAMA
1
1けやまクリニック,高知市
キーワード:
intravenous pyogenic granuloma
,
皮下腫瘍
,
超音波検査
Keyword:
intravenous pyogenic granuloma
,
皮下腫瘍
,
超音波検査
pp.601-604
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005131
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75歳,女性。数年前より左上腕内側に皮下腫瘤を自覚し,増大してきた。初診時,左上腕内側に約40mmの皮下腫瘤があった。超音波検査では,皮下に低エコー像と高エコー像の混在する囊胞性病変を認め,連続する脈管状構造を伴っていた。囊胞内には血流は描出されなかった。術中所見で,囊胞に連続する脈管を認めたため結紮して摘出した。病理検査所見よりintravenous pyogenic granulomaと診断した。これまで本腫瘍に対して超音波検査を施行した報告は散見されるが,症例によって検査所見は異なっていた。腫瘤が出現してから医療機関に受診するまでの期間によって検査所見に差が生じるのではないかと考えた。

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