Japanese
English
症例
Qスイッチアレキサンドライトレーザーが著効したLaugier-Hunziker-Baran症候群の1例
Q-switched alexandrite laser therapy for pigmentation of the lips and tongue in Laugier-Hunziker-Baran syndrome
中谷 眞理子
1
,
尾松 淳
1
,
深山 麻衣子
1
,
仙田 尚之
1
,
上條 広章
1
,
住田 隼一
1
,
佐藤 伸一
1
Mariko NAKATANI
1
,
Jun OMATSU
1
,
Maiko FUKAYAMA
1
,
Naoyuki SENDA
1
,
Hiroaki KAMIJYO
1
,
Hayakazu SUMIDA
1
,
Shinichi SATO
1
1東京大学医学部附属病院,皮膚科(主任:佐藤伸一教授)
キーワード:
Laugier-Hunziker-Baran症候群
,
レーザー治療
,
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
,
色素斑
Keyword:
Laugier-Hunziker-Baran症候群
,
レーザー治療
,
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
,
色素斑
pp.1689-1693
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004206
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50歳,女性。初診2年前に口唇,舌,頰粘膜に複数の黒褐色斑が出現した。徐々に増数し,当院を受診した。病理組織像で基底層のメラニン沈着と真皮浅層にメラノファージがみられた。同症の家族歴や消化管ポリポーシスはなく,副腎機能は正常であり,Laugier-Hunziker-Baran症候群と診断した。口唇,舌の色素斑に対しQスイッチアレキサンドライトレーザーを単回照射した。色素斑は消失し,治療後6カ月時点で再発はみられない。本邦においてLaugier-Hunziker-Baran症候群の舌病変に対するレーザー治療の他報告はないが,口唇同様に有効であり,整容面の治療として有用な方法と考えられた。
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