Japanese
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私の工夫
医療用金属線を用いた巻き爪治療
A modified nail-correcting therapy using medical wire (suture wire) for pincer nail
髙橋 憲義
1
,
和田 隆
2
,
小松 成綱
3
,
橋本 喜夫
3
,
本間 大
4
Noriyoshi TAKAHASHI
1
,
Takashi WADA
2
,
Shigetsuna KOMATSU
3
,
Yoshio HASHIMOTO
3
,
Masaru HONMA
4
1市立稚内病院,皮膚科
2カムイの森皮膚科クリニック,旭川市
3JA旭川厚生病院,皮膚科
4旭川医科大学病院,国際医療支援センター(主任:本間 大教授)
キーワード:
陥入爪
,
針金
,
金属線
,
ペアン
,
爪甲把持器
Keyword:
陥入爪
,
針金
,
金属線
,
ペアン
,
爪甲把持器
pp.1084-1085
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002688
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近年,巻き爪に対する爪甲矯正治療として種々の専用器具を用いた治療法が開発され,実際の臨床での選択肢が拡大している。一方で,これらの治療には,器具の導入や,それぞれの治療手技の習熟が必要であり,どの地域でも同様の治療が可能な状況にはなっていない。そこでわれわれは,ナイロン糸,金属線など一般に入手可能で安価な材料を用いた治療を提案し,その有効性を報告してきた1)2)。今回,医療材料であるステンレス製金属線(スーチャーワイヤー®)を用いた巻き爪治療を試み,良好な結果を得たので,ここに報告する。
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