臨床講義
皮膚血管炎と川上アルゴリズム
川上 民裕
1
Tamihiro KAWAKAMI
1
1東北医科薬科大学医学部,皮膚科学教室,主任教授
キーワード:
ANCA関連血管炎
,
皮膚血管炎
,
血管炎
,
ANCA
,
Chapel Hill分類
Keyword:
ANCA関連血管炎
,
皮膚血管炎
,
血管炎
,
ANCA
,
Chapel Hill分類
pp.1167-1180
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002084
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抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody,以下ANCA)の確立以降,最近の血管炎分野の進歩は目覚ましい。血管炎は難治であることが多く,初発症状や早期症状として皮膚病変を認めることが多い。皮膚科医がその皮膚病変に精通していれば,早期に血管炎を疑い,皮膚生検で早期診断,その後の早期治療に貢献できる。本総説から,血管炎分野において皮膚科医がより輝ける存在になるには何をすべきかを考えていただければ幸いである。
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