憧鉄雑感
第96回 未知なる感染症との闘い
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック,褥瘡・創傷治癒研究所
pp.385-385
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001857
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新型コロナウイルスが猛威を振るっている。2020年2月4日現在,マスコミ報道は市民不安を煽るような報道も相まって,一部極論も飛び交っている。いやしくも医師である筆者は,皮膚科専門知識こそ貧弱であっても医療全般においては一般市民よりは幾何か上かもしれぬ。しかし,今後の展開などてんでわからぬ。要は個人レベルでの徹底した感染予防が重要であり,マスクの着用,こまめな手洗い,アルコール消毒と室内の換気の励行であろう。事実,航空会社職員が一斉にマスク着用を開始したが,これは暗に旅客にも同様の配慮を求めることとなり好ましいことである。更に各所に石鹸や消毒液が準備され,あとは個人の自覚と実践である。
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