特集 美しく老いるために―高齢化に備える皮膚科診療
第Ⅰ章 高齢者診療で必要な基礎知識
2 健康寿命を延ばすために
佐竹 昭介
1,2
,
荒井 秀典
1,2
Shosuke SATAKE
1,2
,
Hidenori ARAI
1,2
1国立長寿医療研究センター,老年学・社会科学研究センター,フレイル研究部
2同,老年内科
キーワード:
フレイル
,
表現型モデル
,
累積障害モデル
,
介護予防・日常生活支援総合事業
,
高齢者の定義
Keyword:
フレイル
,
表現型モデル
,
累積障害モデル
,
介護予防・日常生活支援総合事業
,
高齢者の定義
pp.743-750
発行日 2018年5月31日
Published Date 2018/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000754
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超高齢社会が現実となったわが国では,高齢者の自立が重要な課題となっている。自立機能に危険が灯る「フレイル」という概念が提唱されるようになり,介護予防事業がさまざまな形で変化しつつ展開されている。10~20年前の同年代の高齢者に比べて,現在の高齢者の健康度は改善されてきているという結果が示され,高齢者の定義を再考することで,さらに健康長寿社会を実現していく試みが模索されている。
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