Japanese
English
特集 間葉系腫瘍
Aneurysmal Fibrous Histiocytomaの2例
Two Cases of Aneurysmal Fibrous Histiocytoma
近藤 まや
1
,
沼田 茂樹
1
,
岩田 洋平
1
,
有馬 豪
1
,
永井 晶代
1
,
杉浦 一充
1
Maya KONDO
1
,
Shigeki NUMATA
1
,
Yohei IWATA
1
,
Masaru ARIMA
1
,
Akiyo NAGAI
1
,
Kazumitsu SUGIURA
1
1藤田保健衛生大学,皮膚科学(主任:杉浦一充教授)
キーワード:
aneurysmal fibrous histiocytoma
,
皮膚線維腫
,
動脈瘤様線維性組織球腫
Keyword:
aneurysmal fibrous histiocytoma
,
皮膚線維腫
,
動脈瘤様線維性組織球腫
pp.149-152
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000557
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症例1:38歳,女性。2年前よりある右肩甲部黒色斑が,数カ月で急速に増大した。近医で切除標本からaneurysmal fibrous histiocytoma(AFH)と診断された。深部断端陽性のため当科を紹介受診し,拡大切除を施行した。症例2:29歳,男性。半年前より右上肢に小結節を自覚し急速に増大した。部分生検でAFHと診断され当科で拡大切除を行った。2例とも切除断端は陰性で,術後再発は認めていない。AFHはまれではあるが,臨床像が典型的な皮膚線維腫とは異なり,ときに悪性腫瘍との鑑別が必要である。また,不完全な切除で再発する可能性があるため,われわれは,本腫瘍について熟知すべきである。
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