特集 ルーチン眼瞼翻転のすすめ
5 シールド潰瘍と眼瞼結膜
福田 憲
1
1高知大学医学部眼科学講座
キーワード:
シールド潰瘍
,
春季カタル
,
アトピー性角結膜炎
,
結膜巨大乳頭
,
偽膜
,
ウイルス性結膜炎
Keyword:
シールド潰瘍
,
春季カタル
,
アトピー性角結膜炎
,
結膜巨大乳頭
,
偽膜
,
ウイルス性結膜炎
pp.425-431
発行日 2026年5月5日
Published Date 2026/5/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004656
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シールド潰瘍(盾型潰瘍)は,春季カタルやアトピー性角結膜炎でみられる角膜潰瘍である。眼瞼結膜に形成された巨大乳頭での強い2型炎症により好酸球が浸潤し,涙液を介した好酸球および好酸球から放出された細胞傷害性蛋白により角膜上皮欠損が形成されると考えられる1)2)。シールド潰瘍は春季カタル・アトピー性角結膜炎の特徴的な臨床所見であるが,これらの疾患に特異的というわけではなく,他の結膜炎でも類似の形状の上皮欠損がみられることがある。いずれにしても上眼瞼を翻転し,巨大乳頭があるのかを確認することは診断の重要な根拠となるため,忘れてはならない。本稿ではシールド潰瘍様の所見が観察された症例を紹介して,眼瞼翻転の重要性を考察する。

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