特集 緑内障と全身因子:最新情報
5 睡眠と睡眠時無呼吸症候群
柴 友明
1
1国際医療福祉大学成田病院眼科
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群
,
睡眠
,
開放隅角緑内障
,
正常眼圧緑内障
,
危険因子
Keyword:
睡眠時無呼吸症候群
,
睡眠
,
開放隅角緑内障
,
正常眼圧緑内障
,
危険因子
pp.129-135
発行日 2026年2月5日
Published Date 2026/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004546
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緑内障はわが国における中途失明の主因となっており,高齢化に伴い今後さらに緑内障による失明は増加することが懸念される。緑内障の発症・進行に対する最も重要な因子は“眼圧”であり,標準的治療は点眼や外科的治療による眼圧コントロールである。一方で実臨床においては,良好な眼圧コントロールが行われているが視野欠損が進行してしまう症例に遭遇する。これは緑内障の病態には眼圧以外の因子が関与していることを示唆する。この眼圧非依存性因子の理解は,緑内障による失明を減少させるには重要である。実際に緑内障に関連する全身因子として,動脈硬化性疾患である高血圧症,糖尿病やメタボリック症候群などが知られているが,これらの疾患の上流には睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)という疾患概念が存在する。睡眠は人生における約1/3を占める重要なイベントである。今回は“睡眠と睡眠時無呼吸症候群”と緑内障の関連性を考察する。

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