特集 眼科外来診療 ―クリニックでの対応と紹介のタイミング―
Ⅰ 角結膜 5 円錐角膜の進行状況の見極め方
丸山 登士
1
,
加藤 直子
2
1丸山眼科クリニック(群馬県)
2南青山アイクリニック東京(東京都)
キーワード:
進行抑制
,
早期紹介
,
角膜クロスリンキング
,
角膜形状解析装置
,
アトピー性皮膚炎
,
目を擦る
Keyword:
進行抑制
,
早期紹介
,
角膜クロスリンキング
,
角膜形状解析装置
,
アトピー性皮膚炎
,
目を擦る
pp.1102-1105
発行日 2024年11月14日
Published Date 2024/11/14
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003846
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
円錐角膜とは,角膜の菲薄化と中央部やや下方の突出を呈する非炎症性の疾患である。原因や病態についてはいまだ明らかにされていない部分は多いが,発症や増悪に関与するリスクファクターは知られている(表1)1)2)。以前は2,000人に1人程度の比較的まれな疾患であるという認識であったが,解析機器の進化に伴う診断技術の向上により,最近では375人に1人が円錐角膜であるという報告があり,日常の外来において遭遇する可能性が高い疾患であることがわかってきている3)。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.