綜説
MIGSの術式の現状と使い分け(適応)
有村 尚悟
1
,
稲谷 大
1
1福井大学医学部眼科学教室
キーワード:
低侵襲緑内障手術
,
トラベクロトミーマイクロフック
,
Kahook dual blade
,
iStent inject W
,
Hydrus microstent
Keyword:
低侵襲緑内障手術
,
トラベクロトミーマイクロフック
,
Kahook dual blade
,
iStent inject W
,
Hydrus microstent
pp.757-762
発行日 2024年8月5日
Published Date 2024/8/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003727
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年,緑内障手術において低侵襲なminimally invasive glaucoma surgery(MIGS)が定着しつつある。従来の手術は侵襲が強く,厳密な術後管理が必要であったが,MIGSは低侵襲で重篤な合併症のリスクが低く,白内障手術と同時に行うことも多い術式である。眼圧下降効果は従来の手術に劣るが患者の負担が軽減され,簡便性と安全性,術後管理のしやすさの面から広く行われるようになった。今回はMIGSの術式の成績をまとめて解説し,その適応について述べたい。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.