Ⅴ 網膜硝子体 ３ 網膜剥離手術

裂孔原性網膜剥離（rhegmatogenous retinal detachment ：RRD）は硝子体の牽引により網膜裂隙が生じ，液化硝子体が網膜下に流入することにより発生する。裂隙には，網膜周辺部の格子状変性内に生じる萎縮性円孔と，後部硝子体剥離に伴い発生する網膜裂孔がある。前者は20歳代を中心とした若年者に多く，後者は50歳代前後の中高年に多い。