特集 昨今の神経眼科の話題――神経眼科の進歩
4 画像(MRI,CT)
橋本 雅人
1
1医仁会中村記念病院眼科(札幌市)
キーワード:
MRI
,
CT
Keyword:
MRI
,
CT
pp.627-632
発行日 2022年7月5日
Published Date 2022/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002695
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神経眼科がわが国で広がり始めた1960年代初期,それまでX線写真しか臨床応用されていなかった画像検査の分野にCT(computed tomography)スキャンが導入され,その後1980年代にはCTに代わって磁気共鳴画像であるMRI(magnetic resonance imaging)が画像診断の主役となり今日に至っている。さらに1990年代から現在において,MRIを中心とした画像診断技術の目覚ましい発展により中枢神経系の病態解明が急速に進んでいる。近年のMRIでは,装置の性能向上に伴い,より高品質かつ高速な撮像が可能となり,従来は不可能であった新たな情報を取得できるようになっている。また,CTに関しては従来のconventional CTからspiral CTに発展し,現在では短時間での再構成も可能なマルチスライスCTが臨床応用されている。
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