白内障手術のトラブルシューティング
11.チン小帯の脆弱が予想される場合
石川 伸之
1
1和歌山県立医科大学眼科学教室
pp.765-767
発行日 2021年8月5日
Published Date 2021/8/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002219
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白内障手術中,チン(Zinn)小帯脆弱を引き起こす可能性があるものとして,外傷,落屑症候群(exfoliation syndrome),強度近視,レーザー虹彩切開術後,コロボーマ,アトピー性皮膚炎などが挙げられる。それ以外に,手術中に脆弱が判明する症例もある。チン小帯脆弱症例では,無理な術中操作を行うとチン小帯断裂をきたす場合があるので,術前の診察と準備が重要である。
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