特集 眼瞼痙攣
4 眼瞼痙攣の診断
小町 祐子
1
,
清澤 源弘
1,2
1医療法人社団深志清流会 清澤眼科医院(東京都江東区)
2東京医科歯科大学眼科学教室
キーワード:
眼瞼痙攣
,
運動症状
,
感覚症状
,
調査質問表
,
随意瞬目テスト
,
ドライアイ
Keyword:
眼瞼痙攣
,
運動症状
,
感覚症状
,
調査質問表
,
随意瞬目テスト
,
ドライアイ
pp.123-128
発行日 2020年2月5日
Published Date 2020/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001545
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
眼瞼痙攣は,眼輪筋の不随意な過度の収縮により不随意的な閉瞼が生ずる疾患である。局所性ジストニアの一型に分類されている1)。放置すれば次第に進行し最終的には機能的失明状態になることもあり,患者のquality of vision (QOV),quality of life (QOL)を大きく損なうものである2)。治療を有効かつ安全に行うためには正しい診断が必須となる。適切な診断に至るためには眼瞼痙攣の症候を十分に理解し,症候に応じた手順を踏み,鑑別すべき疾患を除外していく必要がある。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.