技術
Computed radiography(CR)画像に生じたblack spotsの最適な低減法の基礎的検討
樫村 康弘
1
,
実川 剛
,
名城 敦
,
折笠 秀樹
,
伊藤 幹
,
草野 義直
,
田中 邦夫
,
千田 浩一
1いわき市立総合磐城共立病院 医療技術部中央放射線室
キーワード:
X線像強調
,
災害対策
,
放射性降下物
,
機器機能不全
,
時間因子
,
福島県
,
原子力発電所
,
イメージングプレート
,
カセッテ
,
福島原発事故
Keyword:
Disaster Planning
,
Equipment Failure
,
Radioactive Fallout
,
Radiographic Image Enhancement
,
Time Factors
,
Nuclear Power Plants
,
Fukushima Nuclear Accident
pp.1803-1806
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017141478
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臨床画像にblack spotsが生じているカセッテを使用し、カセッテ内のImaging plate(IP)の放置時間を同一にし、IPの種類・消去法の違いの二つの条件を基に、black spotsの最適な低減法について検討した。使用したComputed radiography(CR)装置は、カセッテ四切IP(ST-VI、ST-VN)、CR読取り装置FCR5000である。black spotsの発生個数と時間の間には強い相関がみられた。IPの種類では、360minで二つのIPに生じたblack spotsの個数に有意差を認めたが、総合的にIPの違いには有意差はみられなかった。消去法の違いによるblack spotsの発生個数と時間に強い相関を認めた。一次消去の方が、二次消去よりblack spotsを生じる個数が相対的に少なかった。しかし、ある一定時間放置した場合、black spotsの発生個数の差が大きくなる時間帯もあったが、さらに長時間放置した場合には、大きな差はみられなかった。
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