診療
前立腺癌に対する鉄含有金マーカー(Gold Anchor)の初期経験
田中 修
1
,
飯田 高嘉
,
米田 尚生
,
玉木 正義
,
清家 健作
,
加藤 大貴
,
横山 貴優
,
広瀬 茂樹
,
河口 大介
1岐阜市民病院 放射線治療科
キーワード:
MRI
,
石灰沈着症
,
前立腺腫瘍
,
X線CT
,
鉄
,
強度変調放射線治療
,
位置決めマーカー(画像)
Keyword:
Calcinosis
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Prostatic Neoplasms
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Radiotherapy, Intensity-Modulated
,
Fiducial Markers
,
Iron
pp.1793-1797
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017141476
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前立腺癌に対する強度変調放射線治療(IMRT)において鉄含有金マーカーを留置した5例を対象とした。鉄を0.5%含みMRIにて優れているGold Anchor(GA)を用い、これまでのマーカーVISICOIL(VIS)と比較検討した。骨盤部単純撮影でもGAおよびVISでも認識は問題なかった。CTのアーチファクトは、ややGAのほうが大きかったが前立腺および周囲臓器に影響を及ぼすほどではなかった。GAは粗大な石灰化と同程度の視認性があった。MRIに関しては明らかにGAのほうが視認性において高かった。逆にVIS(0.35mm)はMRIで描出されないこともあった。泌尿器科医によるエコーはどちらのマーカーも全て同程度に認識は良かった。
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