特集 脳神経・頭頸部の画像診断update
診療
甲状腺結節のエコー所見の検討
竹治 励
1
,
高橋 彩加
,
金只 賢治
,
外山 芳弘
,
川崎 幸子
,
石川 千加子
,
河野 奈緒子
,
苛原 早保
1高松赤十字病院 放射線科
キーワード:
甲状腺炎-自己免疫性
,
甲状腺腫-結節性
,
甲状腺腫瘍
,
超音波診断
,
乳頭状癌
,
甲状腺結節
,
濾胞状腺癌
,
腫瘍悪性度
Keyword:
Carcinoma, Papillary
,
Goiter, Nodular
,
Thyroid Neoplasms
,
Thyroiditis, Autoimmune
,
Ultrasonography
,
Thyroid Nodule
,
Adenocarcinoma, Follicular
,
Neoplasm Grading
pp.1669-1676
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017096480
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穿刺吸引細胞診を施行した253結節を対象とした。形辺縁不整、内部極低エコー、微細高エコーは悪性結節とそうでない結節とで出現頻度に有意差がみられた。形辺縁不整と内部極低エコーは乳頭癌の症例で出現頻度が高かったが、慢性甲状腺炎でもみられた。微細高エコーは癌と腺腫様結節どちらでも出現頻度が高かった。粗大石灰化は悪性結節とそうでない結節での出現頻度に有意差はみられなかったが、良性結節とそうでない結節での出現頻度には有意差がみられた。内部均一は良性結節とそうでない結節での出現頻度に有意差はみられなかった。境界部低エコー帯とスポンジ様形態は共に、良性結節とそうでない結節での出現頻度に有意差がみられた。境界部低エコー帯とスポンジ様形態は腺腫様結節で出現頻度が高かった。
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