診療
絶食時間、通院状況が及ぼす心筋糖代謝領域への影響
村山 淳人
1
,
真鍋 治
,
益田 淳朗
,
平田 健司
,
富山 勇輝
,
竹内 桂介
,
加藤 千恵次
,
玉木 長良
1北海道大学 大学院医学研究科
キーワード:
時間
,
腫瘍
,
心筋
,
絶食
,
X線CT
,
入院
,
後向き研究
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
糖代謝
,
陽電子放射型断層撮影
,
マルチモーダルイメージング
,
外来診療
Keyword:
Ambulatory Care
,
Fasting
,
Hospitalization
,
Neoplasms
,
Myocardium
,
Retrospective Studies
,
Time
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Carbohydrate Metabolism
,
Positron-Emission Tomography
,
Multimodal Imaging
pp.1135-1139
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017017040
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絶食時間、通院状況が及ぼす心筋糖代謝領域への影響について検討した。心疾患の既往がない悪性腫瘍患者237例(60.9±13.8歳)を対象とした。64列PET/CT Biographを用いて18F-FDGを3~5MBq投与した60分後にスキャンを開始した。18時間以上の長期絶食において集積領域数がゼロの患者数は42例中29例(69%)、18時間未満の短時間絶食では195例中89例(45.6%)となり、18時間以上の絶食において集積領域数に有意な低下がみられた。入院患者群において集積領域数がゼロの患者数は52例中35例(67.3%)、外来患者群では185例中83例(44.9%)となり、入院患者群において有意に集積領域数の低下がみられた。
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