特集 PET・SPECT 核医学update
総説
心筋血流PET 実地臨床と将来展望
福島 賢慈
1
,
百瀬 満
,
近藤 千里
,
阿部 光一郎
,
坂井 修二
1東京女子医科大学附属病院 画像診断・核医学科
キーワード:
X線CT
,
SPECT
,
予後
,
臨床プロトコール
,
陽電子放射型断層撮影
,
心筋血流イメージング
,
マルチモーダルイメージング
,
冠予備能
Keyword:
Clinical Protocols
,
Prognosis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Tomography, Emission-Computed, Single-Photon
,
Positron-Emission Tomography
,
Myocardial Perfusion Imaging
,
Multimodal Imaging
pp.639-647
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016286246
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心臓PETはSPECTと比較して高エネルギーγ線を用いる点で、まず減衰によるアーチファクト発生のリスクが非常に少ない。また短半減期であるためSPECTに比して低被曝である。さらにPETの特徴として、安静および負荷時の心筋血流値の測定が可能で、その比をとることで血流予備能値を解析することができる。心臓PET導入の経過と内訳、撮像プロトコール、リストモード収集によるダイナミックスタディーから血流定量・視覚評価・壁運動解析、予後評価、問題点と今後の展望について述べた。
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