特集 好発部位を外れた皮膚病
臨床例
ダーモスコピーが診断に有用であった指尖部に生じた成人型黄色肉芽腫
南 志乃
1
,
藤本 徳毅
,
加藤 威
,
藤井 紀和
,
中西 健史
,
田中 俊宏
1滋賀医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
汗腺腫瘍
,
黒色腫
,
鑑別診断
,
皮膚移植
,
皮膚疾患-手部
,
免疫組織化学
,
黒色腫-若年性
,
肉芽腫-化膿性
,
皮膚鏡検査
,
汗孔腫
,
皮膚外科
,
黄色肉芽腫
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hand Dermatoses
,
Immunohistochemistry
,
Melanoma
,
Sweat Gland Neoplasms
,
Skin Transplantation
,
Granuloma, Pyogenic
,
Nevus, Epithelioid and Spindle Cell
,
Dermoscopy
,
Poroma
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.33-36
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017115402
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<症例のポイント>成人例の黄色肉芽腫は、小児例と異なり頻度が比較的まれであること、種々の悪性腫瘍に似た臨床像を呈することがあることから、臨床所見からの診断が困難な場合がある。自験例では好発部位とは異なる指尖部に発症したため、臨床所見からの診断は困難であったが、ダーモスコピー所見が診断の手がかりとなった。
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