症例
ボリコナゾールによる光毒性反応の2例
宮嵜 敦
1
,
内山 倫宏
,
蜂谷 勤
,
宇原 久
1諏訪赤十字病院 皮膚科
キーワード:
経口投与
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚疾患-手部
,
皮膚炎-光毒性
,
Voriconazole
,
アスペルギルス症-肺-侵襲性
Keyword:
Administration, Oral
,
Facial Dermatoses
,
Hand Dermatoses
,
Dermatitis, Phototoxic
,
Invasive Pulmonary Aspergillosis
,
Voriconazole
pp.1413-1417
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016373715
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症例1は78歳男で、ボリコナゾール(VRCZ)内服開始後約2ヵ月より顔面・手背から前腕にかけて皮疹が出現した。症例2は68歳男で、VRCZ内服開始後約12ヵ月より顔面・手背に皮疹が出現した。自験2例は通常の単回照射による光線テストで最小紅斑量の短縮がみられず、薬剤性光線過敏症のスクリーニングが困難であり、VRCZ中止により皮疹が改善したことから、VRCZによる光毒性型光線過敏症と診断した。
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