臨床
MRI-based patient-specific instrumentationを用いたTKAの骨切り精度と術後アライメント評価
岡田 葉平
1
,
寺本 篤史
,
鈴木 智之
,
木井 雄一郎
,
渡邉 耕太
,
山下 敏彦
1札幌医科大学 医学部整形外科学講座
キーワード:
骨切り術
,
MRI
,
術後期
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
関節角度測定
,
アラインメント
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteotomy
,
Postoperative Period
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
,
Arthrometry, Articular
pp.1353-1356
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2016404193
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patient-specific instrumentation(PSI)を用いて人工膝関節全置換術(TKA)を行った40例45膝を対象に、TKAの骨切り精度と術後アライメントを評価した。その結果、骨切り量の誤差は大腿骨遠位および後顆では平均約1mmで、2m以内の症例が80~90%であった。一方、脛骨近位外側では平均1.5mmで、2mm以内の症例が69%と、やや誤差が大きかった。術後単純X線によるアライメント計測値はいずれも目標から平均2°以内の誤差であった。Outlierの割合はHKAが11.1%、FCAが15.6%、TCAが20.0%であった。以上より、PSIを用いたTKAの骨切り精度と術後アライメントはおおむね良好であることが示唆された。
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