経験
新生児脳静脈洞血栓症の1例と本邦における37報告例のまとめ
蓮見 純平
1
,
阿見 祐規
,
清水 隆
,
依田 達也
,
細谷 まち子
,
牛久 英雄
1佐久医療センター 小児科
キーワード:
硬膜下血腫
,
静脈洞血栓症
,
新生児疾患
,
鑑別診断
,
MRA
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hematoma, Subdural
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Sinus Thrombosis, Intracranial
,
Magnetic Resonance Angiography
pp.1489-1495
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017052738
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新生児脳静脈洞血栓症は神経学的後遺症を残す場合もあるため、正しく診断しフォローアップしていかなければならないが、疾患の認知度がまだ十分とはいえず、診断から漏れている例が少なくない。本邦では1988年から2014年までに自験例を含めて37例の報告があるが、多くは会議録にとどまり、総括的な分析はなされていない。今回、自験例を提示するとともに、37例の「性別」「発症時期」「症状」「基礎疾患」「背景因子」「診断モダリティ」「静脈洞血栓部位」「治療法」「予後」などについてまとめたので報告した。
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