特集 知っておきたい 整形外科手術アプローチの要点と盲点
局所麻酔下経椎間孔アプローチによる全内視鏡下腰椎手術
杉浦 宏祐
1
,
西良 浩一
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学
キーワード:
局所麻酔下(under local anesthesia)
,
全内視鏡下脊椎手術(full-endoscopic spine surgery)
,
経椎間孔アプローチ(transforaminal approach)
,
椎間板造影(discography)
Keyword:
局所麻酔下(under local anesthesia)
,
全内視鏡下脊椎手術(full-endoscopic spine surgery)
,
経椎間孔アプローチ(transforaminal approach)
,
椎間板造影(discography)
pp.50-56
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002326
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・経椎間孔アプローチの全内視鏡下腰椎手術は,局所麻酔下に椎間板ヘルニアをはじめとしたさまざまな病態に対応可能な術式であり,早期社会復帰を目指す社会人や,基礎疾患を有する高齢者に有効な術式である。
・安全な穿刺経路計画には,MRIのデータをもとに実施する椎間板造影や椎間板造影後CTによる立体的評価が重要である。
・適切な透視像を確認したうえでのアプローチが大切であり,foraminoplastyを併用したoutside-in法が推奨される。
・手技習得には独自のラーニングカーブがあり,解剖理解・模擬トレーニング・段階的教育体制が不可欠である。

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