特集 股関節温存手術-寛骨臼側股関節周囲骨切り術-
発育性股関節形成不全に対する股関節鏡視下関節唇修復術と低侵襲棚形成術の併用
岡上 裕介
1
1高知大学整形外科学教室
キーワード:
棚形成術(shelf acetabuloplasty)
,
股関節鏡視下手術(hip arthroplasty)
,
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
Keyword:
棚形成術(shelf acetabuloplasty)
,
股関節鏡視下手術(hip arthroplasty)
,
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
pp.205-210
発行日 2025年2月19日
Published Date 2025/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002063
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発育性股関節形成不全(DDH)は,寛骨臼による大腿骨頭の被覆不足により関節不安定性を生じ,関節唇損傷や変形性股関節症の進行を招く。筆者らは,股関節鏡視下関節唇修復術と低侵襲開放棚形成術を組み合わせた新しい術式を開発した。本術式は,小切開と生体吸収性材料を用いて棚形成術を行い,関節の安定性を向上させ,修復した関節唇への過度な負荷を軽減することを目的としている。本稿では,適応や術式の詳細を紹介し,その手技と短期的な成績について報告する。
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