特集 股関節温存手術-寛骨臼側股関節周囲骨切り術-
臼蓋形成術の適応と手術方法
䯨 賢一
1
,
中村 知寿
1
,
飯田 寛和
2
,
齋藤 貴徳
1
1関西医科大学整形外科学教室
2関西医科大学リハビリテーション学部
キーワード:
臼蓋形成術(Spitzy shelf operation)
,
寛骨臼形成不全症(developmental dysplasia of the hip;DDH)
Keyword:
臼蓋形成術(Spitzy shelf operation)
,
寛骨臼形成不全症(developmental dysplasia of the hip;DDH)
pp.195-204
発行日 2025年2月19日
Published Date 2025/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002062
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
寛骨臼形成不全股に対する臼蓋形成術は,適応が広く,自然経過を損ないにくく,将来人工股関節置換術が必要となった場合にも影響が少ない術式である。当科では,移植骨を寛骨臼縁にひさし状に打ち込み骨頭を被覆させるSpitzy法に,寛骨臼直上の腸骨外板を立て割りし外方に開く骨弁(tectoplasty)を加えたSpitzy変法を200例以上施行している。本稿では,その適応,手術方法,成績などについて概説する。
Copyright © 2025, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.