特集 遠位脛腓靱帯損傷の病態と治療
遠位脛腓靱帯断裂の発生機序
原口 直樹
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
キーワード:
遠位脛腓靱帯(distal tibiofibular ligament)
,
遠位脛腓骨靱帯結合(distal tibiofibular syndesmosis)
,
損傷機序(injury mechanism)
,
足関節骨折(ankle fracture)
Keyword:
遠位脛腓靱帯(distal tibiofibular ligament)
,
遠位脛腓骨靱帯結合(distal tibiofibular syndesmosis)
,
損傷機序(injury mechanism)
,
足関節骨折(ankle fracture)
pp.17-20
発行日 2025年1月19日
Published Date 2025/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002023
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前下脛腓靱帯の断裂は,外旋する距骨が外果の前方に衝突して,腓骨遠位端が外旋強制されることにより発生する。遠位脛腓靱帯断裂は果部骨折に伴うものと骨折を伴わないものに分けて考えたほうが,診断や治療方法を整理しやすいが,両者で受傷機序が異なることはない。受傷時に加わる荷重量の違い,すなわち受傷時にどこまで距骨が回旋し続けたのかによって,これらの受傷形態は決定される。
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