特集 遠位脛腓靱帯損傷の病態と治療
遠位脛腓靱帯の解剖学的特徴
塩田 悠介
1
1塩田整形外科
キーワード:
遠位脛腓関節構成靱帯(syndesmosis)
,
足関節果部骨折(ankle malleolar fracture)
,
骨間脛腓靱帯(interosseous tibiofibular ligament)
Keyword:
遠位脛腓関節構成靱帯(syndesmosis)
,
足関節果部骨折(ankle malleolar fracture)
,
骨間脛腓靱帯(interosseous tibiofibular ligament)
pp.6-10
発行日 2025年1月19日
Published Date 2025/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002021
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新鮮凍結屍体を用いて,脛腓間構成靱帯の解剖学的特徴を観察し,靱帯の幅や長さに関して測定した。測定値はおおむね過去の報告と相関していた。また,すべての靱帯は脛骨近位から腓骨遠位にかけて斜めに走行しており,腓骨が短縮すると弛緩する構造となっており,足関節果部骨折における脛腓間の安定性獲得は,外果骨折の解剖学的整復が大前提であることを再認識した。
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