特集 骨転移の画像診断
骨転移の現状−転移性骨腫瘍の発生部位,予後に関する検討:肺癌,前立腺癌,乳癌の転移性骨腫瘍の現状−
浅野 多聞
1
,
菅原 正登
2
,
高木 理彰
2
1山形県立中央病院 整形外科
2山形大学医学部 整形外科学教室
キーワード:
骨転移(bone metastasis)
,
局在(localization)
,
予後(prognosis)
Keyword:
骨転移(bone metastasis)
,
局在(localization)
,
予後(prognosis)
pp.844-852
発行日 2020年8月26日
Published Date 2020/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000341
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
山形県立中央病院で検討した364例の転移性骨腫瘍の原発巣は肺33%,前立腺19%,乳腺18%の順で多く,骨転移診断時の年齢は平均70歳であった。部位は脊椎79%,扁平骨70%,長管骨23%に認め,骨関連事象は68%であった。原発初診から骨転移診断までは平均2.7年,骨転移診断からの生存期間は平均1.4年であった。疼痛緩和,病的骨折予防やチームによる集学的治療,がんロコモ予防のリハビリテーションは重要である。
Copyright © 2020, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.