特集 上腕骨外側・内側上顆炎—診療の基本と最近の進歩—
上腕骨外側・内側上顆炎に対する理学療法の実際
関口 貴博
1
1船橋整形外科クリニック
キーワード:
上腕骨外側上顆炎(lateral epicondylitis)
,
上腕骨内側上顆炎(medial epicondylitis)
,
理学療法(physical therapy)
Keyword:
上腕骨外側上顆炎(lateral epicondylitis)
,
上腕骨内側上顆炎(medial epicondylitis)
,
理学療法(physical therapy)
pp.800-808
発行日 2024年8月19日
Published Date 2024/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001853
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上腕骨外側・内側上顆炎の理学療法は患部の治療のみならず,人間工学的な観点から環境を整えることに加えて,姿勢や動作の問題を解決する視点が必要となる。外側上顆炎は短橈側手根伸筋,内側上顆炎は円回内筋と周囲軟部組織の伸張性,滑走性を改善することが重要となる。われわれセラピストは即時効果を出すことに執着せず,患者の生活環境を踏まえて広い視野で患者と向き合うことが求められる。
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