特集 レジデントが知るべき整形外科の画像診断
腫瘍② 骨転移
中田 英二
1
,
国定 俊之
1
,
藤原 智洋
1
,
尾﨑 敏文
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域整形外科
キーワード:
骨転移(bone metastases)
,
骨関連事象(skeletal related events)
,
脊柱管内腫瘍浸潤(malignant spinal cord compression;MSCC)
Keyword:
骨転移(bone metastases)
,
骨関連事象(skeletal related events)
,
脊柱管内腫瘍浸潤(malignant spinal cord compression;MSCC)
pp.143-154
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001764
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骨転移の画像検査として,単純X線,CT,MRIや骨シンチグラフィ,positron emission tomography/computed Tomography(PET/CT)が挙げられる。
CTは骨転移において最も重要であり,骨転移巣の評価だけでなく,原発巣や他の転移巣の検索目的で行う。
CTは長管骨の骨折リスクの評価や,脊椎不安定性と脊柱管内腫瘍浸潤の評価も可能である。
脊椎転移部に痛みが出現した場合,脊椎SREの発生も考え,早急に画像検査を行い,痛みの原因と考えられる著しい椎体破壊や脊髄圧迫を認めた場合,早急に治療を行う(Red flag)。
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