特集 骨転移による病的骨折への挑戦
骨転移に対する薬物療法
丹下 絵美子
1
,
青山 陽亮
1
,
高野 利実
1
1がん研究会有明病院乳腺内科
キーワード:
骨転移(bone metastases)
,
デノスマブ(denosumab)
,
ビスホスホネート製剤(bisphosphonates)
Keyword:
骨転移(bone metastases)
,
デノスマブ(denosumab)
,
ビスホスホネート製剤(bisphosphonates)
pp.399-402
発行日 2025年4月19日
Published Date 2025/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002119
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わが国ではがん罹患数が近年上昇傾向にあるが,骨転移を伴うがん患者数も増加している。骨転移は病的骨折や麻痺などの骨関連事象(SRE)を引き起こし,患者の日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)を悪化させることが知られている。ADLが低下した場合は全身薬物療法が実施できなくなることもあり,骨転移に対しては早期に適切な治療介入を行うことが望ましい。本稿では,骨修飾薬(BMA)を中心に骨転移患者への薬物療法に焦点を絞って述べる。

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