特集 レジデントが知るべき整形外科の画像診断
脊椎② 外傷
永田 向生
1
,
大島 寧
1
1東京大学整形外科・脊椎外科
キーワード:
脊椎外傷(spinal trauma)
,
脊髄損傷(spinal cord injury)
,
強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis)
,
びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic bone hyperplasia)
,
頚椎脱臼骨折(cervical dislocation fracture)
Keyword:
脊椎外傷(spinal trauma)
,
脊髄損傷(spinal cord injury)
,
強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis)
,
びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic bone hyperplasia)
,
頚椎脱臼骨折(cervical dislocation fracture)
pp.29-34
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001753
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脊椎外傷は救急現場において,単純X線やCTを組み合わせて評価する。
脊髄損傷を疑った場合は,vitalが安定していることを確認して,予想した神経高位に基づいてMRIで評価を行う。
強直性脊椎炎やびまん性特発性骨増殖症では,手術適応となる3-column損傷になりうる。
高齢者や担がん患者の骨折は,常にがんの脊椎転移による病的骨折を鑑別に入れる。
頚椎脱臼骨折はwalk inで来院することもある。脱臼の評価には単純X線斜位像やCT parasagittal像が有用である。
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